1.事の発端

武漢の隣町の荊州にF氏という人がいる。年齢は70前後。現在は実家の大分県と荊州を行ったり来たり。荊州では嶋田さんと同じくカレー屋を経営している。このF氏は荊州に3店舗ほどのカレー屋を経営している。しかし、その中の1つがこの年末に閉店することになりました。近所の大学が引っ越したため、客が減ったとのこと。残りの2店舗もそんなに調子が良くない。

ここでF氏は考えました。カレー屋以外に何かないだろうか。彼は実家の大分県で蘭を栽培をしている。現在400株。この特技を生かして、蘭を中国で販売できないだろうかと考えた。自分で結論まで出せないF氏はなぜかカリスマ経営者と思われている嶋田さんに相談しました。相談を受けた嶋田さんは直観しました。何か面白いことが始まろうとしていると。そして嶋田さんは早速この話を当ブログに連絡してきてくれたのでした。

2.蘭の花は武漢で育つの?

そもそも蘭は熱帯から亜熱帯に生息するそう。日本の蘭、特に胡蝶蘭は、台湾でつぼみが付く直前まで育て、それを日本に持ってきて、花を咲かせた後で販売しているそう。寒さには弱く、常に10度以上を保たなければいけないそう。武漢の冬は0度を下回る日も多いので、屋外で育てるのは無理。室内でかつ暖房を24時間入れっぱなしにするなどの対策が必要そう。倉庫を借りて暖房設備を導入するとそれなりの初期投資に。F氏にそこまでの準備はないのではないかという直観。

武漢の気候

3.中国の生花市場の動向


中国生花市場

観葉植物の需要は確かに拡大している。欧米文化の発展に照らしてみると、観賞用のいわゆるお花というのは、花文化の導入期にはまずはプレゼント用として用いられる。それから過渡期を経て、日常用品としての定着を見るのだそう。中国はその過渡期。

市場規模

2017年度の中国の市場規模は120億元(2,000億円)だそう。日本のそれは1兆円だそうなので約5分の1。まだまだ発展途中なようです。専門家の予測では中国の生花の市場規模は2021年にはその3倍の360億元(6,000億円)に達するそうです。確かに大きな伸びを見せている。目の付け所は良さそう。

4.例えば胡蝶蘭ならいくらで売っているのか

F氏が具体的にどんな蘭を考えているのか詳しく聞いていないのでわからないが、例えば胡蝶蘭だと、日本と同じくらいの値段で売られている模様。

胡蝶蘭の価格

これは中国のネットショップのタオバオから。1枚目の画像の商品は8本立ち。価格は370人民元(6,000円)。8本立ちで6,000円なら日本なら安いと思いがちだが、商品写真を見ただけでもちょっと小ぶり。日本の贈答品に使われるような整って大きな胡蝶蘭ではなさそう。同じ程度のものならほぼ同価格という印象。

5.F氏は蘭の育成・販売ビジネスをするべきか否か

もちろんそれはわかりません。判断資料が少なすぎますから。でも、当人が趣味で400株も育てるほど蘭が好きなのなら、とりあえず武漢でも育ててみたら良いのではないでしょうか。上手に育ったら嶋田さんのカレー屋さんで試しに販売してみるのも良いでしょうし。

蘭を愛する70歳のおじさん・F氏はどのような人なのでしょうか?やはりお花の似合う田村正和のような感じでしょうか。私の以前住んでいた賃貸マンションの悪徳オーナーもお花好きでした。でも風貌は子泣き爺のようでした。

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嶋田さんからの続報を待ちたいと思います。本日はここまで。